まるまるのテキトーな庭

園芸のお仕事をしているおばちゃんです。季節の植物の育て方なんかを紹介します。

植物を育てる時に押さえておきたいこと

こんにちは^_^まるまるです。

この前まで暑かったのに、寒くなってきましたね〜。市場はもうパンジービオラ、ジュリアンなど冬〜春の花に切り替わってます。

 

今日は植物を育てる時に押さえておきたいポイントを紹介します。

 

ポイント①

まず、育てたい植物の原生地、原産地を把握しましょう。

 

その植物の原種がもともとどういった環境で自生していたのか。どこの地方で園芸種が作られたのか。

それがわかればその植物に適した環境がどんな感じか想像できませんか?

例えば、今出回っている冬の花苗の原産地はヨーロッパ方面が多いと思います。涼しげな気候ののところですね。

 

ポイント②

なるべく種をつけさせないようにしましょう。

ハサミや指で花がらや種を切ればよいです。

植物は花が終わったら種を充実させるためにエネルギーを消費します。子孫を残す仕組みですね。充実した種ができた=子孫を残せたという事になるわけです。そうすると、その植物は早く役目を終えてしまいます。

私はいつも、花がらや種を摘む時には

『まだまだ君には現役で頑張ってもらよ〜』 

という気持ちでやっています^_^

 

ポイント③

肥料の種類と違いを知りましょう。

お店の肥料コーナーにはいろんな肥料が並んでいますね。それぞれ商品にこだわりどころがあったりします。

とりあえず薄めて使う液体肥料と、8-8-8と書かれた白い粒々の肥料(緩効性肥料といいます)があったらなんとかなります。

液体肥料 → 即効性がありますが効果期間は短いです。花が次々と咲く期間に2〜3週間おきに水やりついでに与えます。

 

緩効性肥料→ゆっくり長く効く肥料です。だいたい2ヶ月くらいもちます(もっと長く効くものもあります)。植え付けの時に土に混ぜといて、それから2ヶ月くらい経ったら土にパラパラまけばよいです。

ちなみにもっと長く効く肥料で、下のマグァンプKは植え付け時に土に混ぜておけば、植物の成長に応じて効いてくれる優れ物です。

 

 

コツは肥料は与え過ぎない事です。規定の量は商品の裏に書いてありますが、私はそれより若干少なめに与えています。ていうか、適当に少なめに与えています

もし肥料成分が多すぎてしまうと肥料焼けなどいろんな事が起こる可能性があります。

人間でも、食べすぎ飲み過ぎに気をつけましょう。バランスの良い食事を取りましょう。腹八分目とかってよくいうじゃないですか。そんな感じです。(笑)

ちなみに私はバランスの良い食事はとれていませんが、元気に生きております。…すいません、関係ないです…(笑)

 

ポイント④

水やりは土の乾き具合をみて土にあげましょう。

よくイラストやマンガとかで見かける花の頭からジャーッっていうのがありますが、あれは間違いですねー(笑)

花に水をあげるって言いますけど、水を吸うのは根っこですよね。なので基本、水は土にあげましょう。

まぁでも、私は雑だし、仕事上急いでいるので、ちょっとは花や葉にかかります(#^.^#)

…ちょっとでもないかな‥ヘヘッ

まぁそんなに神経質にならなくても大丈夫って事です。

でも、例えば、真夏の太陽のギラギラした時に花や葉に水をかけてしまうと、水滴がレンズがわりになって、花や葉が焼けてしまうんです。昔、理科で虫メガネで太陽の光を集める実験やりませんでした?あれと同じです。

水やりに関しては、ほんとに奥が深いので、また今度、水やりでやってはいけない事を書こうかと思います。

とりあえず、土の乾き具合をみて、乾いていたら水をあげましょう。土が乾いてて葉っぱに張りがなく、ふにゃってなってたら、その植物は「早く水をくれーっ!」って言ってます。

そんな葉っぱを見ると、あぁ、張りがなくなった私の肌と一緒だわぁ…と思うんですねぇ(笑)

 

今日は一番重要なポイントだと思う事を紹介しました。

 

次回からは季節の植物ごとに、育て方を紹介していきたいと思います^_^